つけ蕎麦 尚念

つけ蕎麦 尚念 権堂駅近く、カウンター5席の店です。営業時間、昼11時00分〜14時00分 夜18時00分〜20時00分(材料無くなり次第終了)。定休日 日曜日。

カエルの楽園



今日はタイトルの通り「カエルの楽園」について少し書きたいと思います。
普段は経営や自己啓発、自伝の類のコーナーに行くのですが、何気なくこの本を手に取って読み入ってしまいました。
とても考え深かったです。
面白かったですし、
凄く読み易い本です。
普段経営の本を読んでいると、小説ってスラスラ読める気がします。
そんな事はさて置き、東京都では参議院議員選挙が始まり、都知事選挙も控えています。
そんな今日にぴったりな本でした。
本書のあらすじは、様々なサイトに詳しく掲載されていますので、簡単に紹介します。
作者は百田尚樹さん、代表作には「永遠の0」「海賊とよばれた男」など数多くのベストセラーがあります。
僕は初めて百田さんの本を読みました。

アマガエルが自国の危機から安住の地を求め、ようやく辿り着いた平和な国"ナパージュ"を舞台にその国の平和の秘訣を2匹のカエル、ソクラテスとロベルトが母国に持ち帰ろうとナパージュについて調べ始めます。
ですが、幾つもの疑問が生まれるのです。

ナパージュの平和は"三戒"。
1、カエルを信じろ
1、カエルと争うな
1、争うための力を持つな
これがナパージュの平和の核心、教えです。
もうお分りの人もいると思いますが、ナパージュ=Japan。三戒=憲法9条です。(多分)
これを素直に受け入れたロベルトとは対照的なソクラテスは「本当にこれでこの国の平和が保たれているのか?」と疑問を持ち始めます。
ナパージュでは、若いカエル達は歌い騒ぎ、高齢化が進む国です。その人々に三戒の事を聞くと、もちろん知っているのですが、その歴史については無頓着な若者ばかり。なぜ三戒があるのかを知らず、平和は約束されていると信じ込んでいました。
ソクラテスはナパージュにいるカエル達や隣国のカエル、その地を高い所から眺める大きなワシに聞き回りました。
そうしてソクラテスはこの地の平和は複雑な歴史的事情から成り立っていると、気が付きはじめると共に、三戒やナパージュの思想に矛盾を感じました。
そんな矢先、この地にも悲劇が訪れます…続きは是非読んで欲しいです。

今の日本を風刺している作品だと思います。紹介仕切れない部分が多いのですが、そう思わずにはいられない内容です。

この本を読んで、どう感じるかは読み手次第で真っ二つに賛否が別れるのではないでしょうか。僕はまだ賛成も反対もできるほど社会を見渡せていないので、僕なりの解釈になってしまうのですが、この日本を客観視できる作品かなと思います。
ソクラテスが第三者的立場なので、尚更そう感じます。この国に住む者として、政治や社会の風潮をしっかり見極める事が重要なのではないでしょうか。
僕は本書からそう思います。

ある一つの考え方に囚われるのではなく、数ある教えや考え方を知り、1人ひとりがその思想の中の最善を常に更新し、行動に変えていく事ができれば、きっとナパージュのようにはならなかったのかも知れないですね。

読み易い上、日本の風刺もありこの本から政治に関心を持つ事が出来ました。遊ぶのもいいですが、もっと自分の知らない事を勉強しなくてはならないですね。

明日も勉強を怠る事なく、
全力で頑張りましょう!


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